madocam’s blog

ワーキング社長ママのブログです。

ウミガメの話を聞いてください

【ウミガメの話しをきいてください】長文(^-^;

 

Ready for.jp にて絶賛実施中の「屋久島うみがめ館」のクラウドファンディングについて「どういう経緯でうみがめの活動をしているの?」と質問を頂きました。

なので、友達の皆様に突然カメ・アクティビストみたいになってる(本業の仕事も目一杯してますので御安心ください)私のうみがめ館についての個人的な関わりをお話しますのでよければ聞いてください。

 

私の夫こと池田爆発郎は屋久島・永田の生まれです。

 

私にとって「南方の島」「海」などはあまり自分に関わりの無いワードだったので「へぇ、随分遠いところなんだろうな」と思っていました。

 

オットは自分も幼少の頃、食卓にうみがめの卵がでてきていた、というのでまったく信じず「またそんなこといって信じるわけないよ」と思いましたがこれもホントのお話。

環境保護や野生生物の保護活動はすばらしいなとは思いましたが、そのときは「すごい活動をしているな」と思うにとどまったのです。

 

結婚してからもオットの親族が沢山屋久島に居りますので、トビウオやらグァバの葉やらポンカンやら送って頂くことがあり、私のなかでも謎めいた1,000km遠くの島、屋久島についていろいろイメージは膨らんでいました。なかなか忙しく旅行することもほぼない私ですが、結婚十年の記念もかねて、2017年夏に娘をつれて義兄もふくめた家族で屋久島に思い切っていく機会ができました。

 

オットから聞く屋久島の話しは常に「海」で、山や屋久杉などはあまりでてきません。
でも初めて訪れた屋久島、永田のいなか浜は本当に素晴らしい場所で、そこでうみがめとの共生に取り組んでいる(昔は卵は食べていたとはいえ)永田の人々には深い感銘をうけました。屋久杉そっちのけで毎日美しい「いなか浜」にいました。

 

特に娘は親族たちから大変に歓迎され「Jはずっと永田に居れ」などとっても可愛がって頂き、そうかこの子にはこの屋久島のひとたちの血が流れているのだな。この美しい浜はずーっとこの子の先の代までまもっていかねばならないなと強く思いました。

特にうみがめの放流体験や卵の移植の見学など娘は非常に心に響いて、夏休みの自由研究に屋久島日記をまとめて、うみがめについては深く興味を持ったようでした。

そんな夏がすぎ、年の暮れでしたか、ネットのニュースに「屋久島のウミガメ保護団体、解散か」という見出しにびっくりし、読んでみると後継者不足、資金難、気力体力の限界、という話しでした。

 

そこからなにか役に立てないか諸々の模索やドラマがあり、最終的には1年かけて地元の関係者や理事の方々とお話を重ね、彼らの苦労に寄り添う努力をし、昨年末に仲間として理事に加えていただき、私は東京からの情報発信と資金集めのお手伝いをすることとなりました。
ここにくるまでに心ある多くの方の支えやサポート、協力、ご支援があって実現した話しです。ひとりではあまりに力不足。しかも遠い。。。

 

1,000Km離れた東京から屋久島での活動になにができるか、ずっと考えた1年でした。

 

なにせ屋久島はネット環境も非常に弱く、島自体がまだADSLでしかつながっていないという話しです。(目の前の種子島は高速回線きてるそうですが)まずは私は本業でもあるネット関係ならすべて引き受けましょう、とそこからスタートしています。

 

多くの人の協力でいろいろ一歩ずつすすんでいます。


しかし、昨年解散前提でしたので寄付などおことわりしていたため、今年の活動資金が非常に厳しく、現在のクラウドファンディングに踏み切った次第です。

 

とにかくこの活動を少しでも多くの人に知って貰いたい、そしてなんとか予算がつくようにこの活動の必要性をもっと広く訴えたい、いろいろな取り組みをしています。
理事も入れ替わり、スタッフもおかげさまでとてもやる気のある方がいらしてくださり、新しい風は吹いてきました。

 

どうか、屋久杉だけではなく、この日本の宝とも言える美しい浜、永田浜のうみがめ達を心にかけてください。北太平洋最大の産卵地であり、日本におけるもっとも重要な、いや世界のうみがめ研究にとっても大変重要な浜、小さな浜ですがそこは守るべき意味があります。


活動の継続については長く続けられる仕組みを現地でも自治体や観光関係とも話しをしながら新しい枠組みも構築中です。34年も手弁当で続けてきたこと自体がすごいと思います。

 

ぜひうみがめ館のInstagramFacebookページ、Twitterをフォローいただき、情報拡散にご協力ください。Ready forさんのプロジェクトページでは詳しく活動や現状について説明しています。
うみがめ館のサイトも現在リニューアル中です。

 

長くなりました、
私は引き続き三軒茶屋で自分の会社、教会、PTA、、とかけずり回っておりますがネットを活用してうみがめ館の活動をサポートしていきます。これをキッカケにぜひ興味をもっていただければ幸いです。

 

【ウミガメ、屋久島へ上陸間近!産卵期の砂浜守り新たな命を大海へ】

readyfor.jp

ぜひご支援、周知へのご協力をお願いします。
竜宮城の宴にへ招待されるかもしれませんよ?(^^)

 

うみがめ達は毎年4月頃から屋久島の浜に上陸を開始します。今年はすでに海水温が高く、上陸が早まる可能性もあります。